英国の教育専門誌が「世界大学ランキング日本版2021」を発表した。
1位は去年に引き続き東北大学だった。東京大学は3位(前年度は2位)で、算定基準の1つである「国際性」はトップ10の中で最下位である。
クイズ番組やバラエティ番組では東京大学(出身者)がもてはやされているが、東大の学生は知識の量とその処理能力が比較的優れているので、クイズ番組には向いているのは当然である。知識量とその処理能力が優れていても、クイズ番組や行政の事務的な仕事くらいでしかそれらを生かせないだろう。
私が大学生の頃、客員教授(有名な社会派の作家)が「東京大学は国家的天才(政治家に従順で正確なロボット)を作る所」で、「その完成のためには嘘でも教えている」と話していたことを思い出した。そんなことは、海外からみると評価対象にもならない。
今後ますます多様化が進む。ある有名なヘッジファンドの代表は専門学校を卒業後いろいろなことを経験した人物だという。日本の社会が海外の客観的評価を認識し、東大一辺倒の誤ったイメージはもう捨てようではないか。