教育評論家の尾木ママが、今日の自身のブログで、「はっきり第4波が始まっている。(中略)しかし、一体なぜ行政は新しい策を打ち出さないのでしょうか」と訴えた。彼はよくわかっていない。政府は着実に策を打ち出している。
一昨日、Go Toトラベルに変わる感染拡大案として、国土交通省は自治体が独自にやっている旅行代金の割引事業について、県からの要望があれば1人につき1日5000円を上限に旅行代金の5割まで補助すると発表した。4月1日から5月末まで行うらしい。
また、感染状況がステージ2以下の自治体の県をまたがない旅行に限り、地域内のお土産屋さんや飲食店などで利用できるクーポン発行のために最大2000円を補助するという。
第3波は何とか乗り越えられたが、第4波は多くの条件がこれまでより悪いため(国民の自粛への意識や変異種の増加、宣言解除直後等)、乗り越えられないような感じがする。国民が努力をして感染者数を減らすと、政府が感染拡大策を打ち出してきて妨害する。政府は、後手後手、逆逆の対応ばかりとることで何度も波を起こしてじわじわと国民を追いつめてくる。国民はもう政府による攻撃に降参をして、自粛することをあきらめたのだろう。
早く政権交代をしなければ、このままでは欧米のようにいずれ多くの日本人が無駄死にさせられてしまう。一度医療が崩壊すると、後は一気に進むだろう。日本では、能力の問題か意図的なのかわからないが、なぜか政治家や官僚たちの想定外のことばかりが起きる。国民レベルでは、最悪の事態は常に想定して準備だけは事前にしておいた方がよいのだろう。