神奈川県の黒岩知事が、小池都知事のことについて繰り返し報道陣に自分の考え(「おかしいと思う」など)を話し、情報番組などでも大きな話題になっている。それを見る国民は、「ばらばらになっているなあ」、「責め合っているなあ」、「(コロナは)大丈夫だろうか」と思い、ますますコロナに立ち向かう国民の気持ちが投げやりになっていく。
黒岩氏は、いったい何と戦っているのだろうか。彼の最大の敵は小池氏なのだろうか。それともコロナなのだろうか。彼は事実を淡々と話しているというがそれはたった1つの事実であり、都と神奈川県の事務方同士のやり取りの事実やこれまでの事務処理の慣習の事実など、彼の知らない事実など何十とあるだろう。行政の長は、個人の理屈を世間に対して主張することよりも世間への影響や効果を考えて、プラスになることを話したり行動したりしたほうがよい。
彼の今回の行動はコロナと戦っている国民にとってマイナスにしかならないと思う。足を引っ張るくらいなら、おとなしくしていてもらうだけでも県民や国民にはプラスになる。政治家や行政の長など、上に立つものは自分(の考えや時間、余暇など)を犠牲にしてでも国民や県民のために頑張ってもらいたい。