女性の元総務大臣たちは、口をそろえて「接待ではなく情報交換だ」という。
情報交換や意見交換、顔合わせなどは、役所の会議室で行えばよい。勤務時間外に飲食を伴う飲み食いを行うには、会議室ではだめな目的、別の目的がある。なければ、普通の仕事として役所の会議室で面会なり会議を行えばよい。
彼女たちも政治家だから、不適切な行為をおこなったことについては「当然だろうな」としか思わないが、私が非常にがっかりしたのは、女性の社会進出が議論になっている中で、誰でもがおかしいと思うような非論理的な説明を胸を張って堂々とおこなったことだった。まあ、それも政治家だから当然のことか。いったい、政治家ってなんだ・・・。泥棒だって、殺人犯だって、最後は認め、反省するだろう。政治家は、不適切な行為がばれた後でも反省せず、堂々と言い訳をするという社会で唯一の特異な存在だ。
田中角栄氏は違法なこともやって悪い印象が強いが、国を発展させ、国民のためにも働いた。今の政治家は、口では田中角栄氏以上に「国のため、国民のため」と繰り返すが、自分の保身ばかりに努めている。外交的にも角栄氏のような成果はだせず、ロシアや韓国、中国などとの関係もどんどん日本が不利にさせられている。やはり、政治家の質が低下しているのだろう。転換点はいつになることか。