「言葉が行動をつくり、行動が人をつくる」

 特に、子どもの時の言葉遣いは、とても重要である。教師に対して友達のように話す子どもを多く見かけるが、教師は日常からきちんと言葉遣いの指導をしなければいけない。

 小学校において、ある子どもが友達にプリントを渡す時、「どうぞ」と言って渡すとプリントの渡し方も丁寧である。「おらよっ」などと言って渡すと、投げて乱暴に渡す行動をとる。もちろん、乱暴に投げるからそのような言葉になるとも考えられるが、丁寧な「言葉」には乱暴で粗雑な行動を規制する働きもあるだろう。