国際人権団体が、日本のジェンダー差別を「金メダル級」と評し、日本における様々な女性差別の例を挙げていた。読んでみたが、まさにその通りであった。

 しかし私が疑問に思うことは、なぜ森氏が国内外から批判を受けるのか、なぜ今頃になって日本の性差別について世界中から批判をされるのかということである。森氏は日本社会の現状を適切に表現したのであり(日本以外の女性もそうだとは森氏も思っていないだろう)、日本の男女差別は昔から延々と続いてきた。批判されるのは森氏ではなく日本社会であり、今ではなく数十年前に日本における男女差別意識を批判して直してほしかった。

 日本人には男女ともに性差別意識がこびりついており、習慣化していたり文化に根付いていたりする。ゆえに、悪しき習慣や差別意識は、外圧なしで改善させることは不可能だと思う。世界は、手を緩めることなく徹底的に日本の男女差別意識を批判し、改善してもらいたい。今回の騒ぎを逃したら、日本人の男女差別意識は再び数十年は続いてしまうだろう。日本側はチャンスと思った方がよい。