久しぶりに情報番組を見た。以前にも増してひどくなっていた。

 いつもの出演者達が繰り返しお互いに「先ほどの〇〇さんの指摘は重要で・・・」と話しはじめ、持ちあげ合ってコメンテーター達の意見はみな正当だという雰囲気を忖度しながら作りだしていた。それでいて、政府やゲスト出演者などいつもの出演者以外に対しては、情報不足ゆえに的外れなことを言ったり、言葉尻をとらえて執拗に責め続けたり、非論理的な攻撃をしたりし、それでも相手をやり込めなかった時は首をかしげていた。そうすることで、自分が正しく相手がおかしいと視聴者に訴えているのだろう。間違った自分の考えだけを妄信して無責任に押し通し、その上態度がでかい。態度がでかいから話の内容が無茶苦茶なのに押し通すのか。いずれにせよ2つはセットとなっている。先日、情報番組からコロナについてコメントをもらいたいとの話が来て、ディレクターと会って話してみたら、このように話してもらいたいと話す内容を要請され、断ったという女性をみた。そのようなことが複数回あったという。出演者もタレント中心となってきた。情報番組とはいったい何なのだろうか。

 情報番組(出演者や番組内容のストーリーを作っているスタッフなど)と国会議員は、本当に似ているなと感じる。国会議員は国のかじ取りをし、テレビ局は世論を作る役割がある。それなのに、どちらもこのようであるから、コロナ1つについてもここまで感染が拡大し社会がばらばらになって今のような状況を作りだしたのだと思う。そして両者とも誰かを批判しながら猛烈に責任逃れをする。

 一般市民は直接的に国全体をどうにかすることは、まずできない。できたとしても膨大な期間を要する。やはり政治とマスメディアが、実質政策と広報という形で国を動かすことになる。ゆえに、この両者の質が非常に重要となる。しかしこの両者が、一般市民よりもアンテナの高さや想像力、判断力、ストーリーなしの客観的情報収集能力、性格(態度)などにおいて、劣って感じられるのは私だけであろうか。

 例外はあるだろうが一般論としては、政治は政権維持と金が目的の茶番劇で、タレントや偽物(偏った部分的正論ばかりを述べる人や自分が絶対に正しいと思っている人)を集めた情報番組は、単なる視聴率目的のバラエティであると思わなければいけないのだろう。政治や情報番組を真剣に受け止めていた私が世間知らずだったのかもしれない。