コロナにおいても、便乗商法が目立つ。特に門外漢の学者と芸能人の行動が活発だ。しかし、私が腑に落ちる発言はほとんどない。

 俳優の黒沢年雄氏も、菅総理に対する批判について、「1人に集中して責め続けるのは如何なものか?どんな政治家がやっても今の状況は変わりません…」と疑問の声を上げているという。

 しかし、この「1人」というのが、どういった権限と責任のある立場の人なのかということが重要である。一般人でも芸能人でもただの国会議員でもない。国のかじ取りを担う最高権力者なのである。だから、後手や判断ミスの対応は許されない。これほど感染拡大させ、多くの命を結果的に奪い、自宅待機中に何十人も亡くなっている状況は、彼の頓珍漢な対応が作りだしたものだ。国民でさえわかるような対応をあえておこなわなかったトップリーダーを批判し、二度とそのようなことをさせないようにしなければいけない。

「どんな政治家がやっても今の状況は変わりません」。果たしてこの発言は事実だろうか。なぜ断言できるのだろうか。

 黒沢氏の発言を聞いて、「風邪と同じ」との発言を繰り返していた社会学者や、「アビガンは有効」と流布していたラジオDJたちのことが思い出された。マスメディアに出ている人達の発言は、世間に及ぼす影響力が非常に大きいものである。