菅総理の記者会見が終わった。
何度聞いても、やはりよくわからない。「昼も不要不急の外出自粛を」というが、学校はすべて普通通りだし、カラオケ店や映画館、デパートなどの商業施設もこれまで通りの営業だ。大相撲や何らかのスポーツの試合も連日おこなわれている。社会を見ると夜の飲食店以外は普通に回っているのに、国民に対して「昼も夜も不要不急の・・・」と言われても、両者の矛盾が私の頭では理解できない。
他にも私の頭を悩ませることがいっぱいある。「不要不急の外出自粛を」といいながら、続けて「イベントについては5000人以下か収容人数の半分のどちらか少ない方で行うように」という。イベントに行くのは不要不急にあたらないのだろうか。また菅氏は、中身がスカスカの宣言を出しては、「必要なことはあらゆる手段を尽くして取り組む」という。これまた言動が正反対だ。菅氏の話を聞いていると、内容も論理もめちゃくちゃで頭がパニック状態となり、自分は頭がおかしくなったのではないかと思えてくる。
記者会見の回を重ねることに会見時間も短くなっていく。総理大臣が国民に直接訴える非常に重要な会見だったのに、40分ぐらいで打ち切られた。その理由が、「次の日程が入っているから」というものであったが、国民の行動や医療の危機的状況をどうしても変えなければいけない最重要の会見であったはずだ。その会見よりももっと重要な日程とは何であったか、明日公表してもらいたい。質問から解放された菅総理は逃げるようにして帰っていった。
ろれつが回らない上に、質問に対しても台本を見ながらのため回答が的外れになってしまい、よくわからない会見であった。話し方も原稿作りもうまくできないのであれば、せめて本当にコロナの感染拡大を止めたいという熱意だけは伝えてほしかった。それだけでも、国民は「あれ、もしかして本気なのかな?」と思い、一体感も出てきたかもしれない。政治家もマスコミも国民も、すべての日本人が一体となって全力で取り組むというところが日本人の強みであり、これまでの数々の困難を乗り越えてきた原動力となってきたはずだ。しかし、菅氏には感染拡大を収束させたいという強い熱意は無く、あるのは経済に対する熱意なのであろう。そう考えれば、すべてのコロナ対応が後手後手になっていることも理解できる。