「国内の新型コロナウイルスによる死者数が、かつてない勢いで増えている。いまのペースが続けば、今月中には5千人に達する。東京などの都市部では重症患者の受け入れも難しくなりつつあり、治療の優先順位を決める「トリアージ」が始まっている現状がある。全国の感染者数は連日最多を更新し、流行の収束の兆しが見えない中、死者数は今後、さらに増えていくとみられる」(朝日新聞より抜粋)
菅総理大臣や側近達、相撲協会、仕事に行く人々、街や観光地に出向く人々などに、今の状況を理解させるためには、どうすればよいのだろうか。
日本において、命の選別が始まったとは信じがたいが、それが現実だ。あす、あなたたちはまだ学校に行くのか。まだ会社に行くのか。まだ街や相撲観戦に行くのか。待ったなしではなく、もう手遅れになってしまっている。今すぐロックダウンする以外に道は無い。そうしないと、ほとんどの大都市で感染爆発、医療崩壊し、それでも月末には1日5000人ほどが感染して入院待ちがどんどん増えていく。そうなると誰もどうすることもできず、眺めていることしかできなくなる。去年、ニューヨークでは感染者が行くところがなくなり、公園にテントを張ってそこで待機させられ、亡くなると埋められた。他の国のこととして見ていたが、今すぐロックダウンをしないとそれが日本でも現実になりかねない。最後にガースーが表に出てきて、「専門家の皆さんも予想できなったようだ」と言ったところで、状況が改善するわけでもない。当然予想されることを無視して彼が後手判断することで多くの命を奪うことは、業務上過失致死にあたらないのだろうか。
今朝の情報番組では、成人式で騒いでいる若者たちを特集し、何も対策をとらなかった場合の東大教授のシミュレーションを見ては、フジテレビ専属の研究者である三浦瑠麗氏などは「何もしないということは無いから・・・」と詭弁を言って笑っていた(科学的に対策を検討していくためにそのシミュレーションが必要なのである)。皆が何もわからず、国民はのんきに拡大を広め、専属学者や司会者達は感染拡大を結果的に助長する無責任なコメントを感覚的につぶやいたりしている。何と平和なことなのだろうか。信じられない状況が起きている。
戦争や大災害など国難時には、悪いことを考えたくない気持ちから一種の錯覚に皆が陥り、さらにテレビ出演者が間違ったことやマイナスのことを流布して下支えをしていく。それによって、対応が誤ったり後手に回ったりして、行くところまで行ってしまう。「汝自身を知れ」とは、古代ギリシャの格言であるが、自分自身を理解した時、勝負は決まるのだろう。
岐阜や熊本でも緊急事態宣言の検討に入ったという。菅氏は、今すぐ法改正をした後に全国一斉に罰則を設けた緊急事態宣言を出し、ロックダウンをしなければ大変なことになる。今、経済や子どもの学校教育のことを考える状況ではない。皆が、現実に目を向けなければいけないし、対応が本末転倒になってもいけない。
変異種が次々と見つかっており、いずれワクチン対応も追い付かなくなるだろう。「人類が滅ぶとしたらそれは戦争ではなくウイルスによってである」という言葉を思い出した。私も絶対に無いとは思いたいが、そうなる可能性も否定できない以上、人類は一応最悪のことも頭の片隅においていた方がよい。それによって、人類が最終分岐点に立った時に例えば「全世界同時4カ月ロックダウン」など人類を救う判断が可能になるかもしれない。いや、それがわかっていても、経済と共に自滅するだろうか。
民主主義の歴史が浅く、欧米と比べて精神的にまだまだ発展途上にある日本は経済を第一に考えるから、法改正をして欧米のようにロックダウンをすることはできないかもしれない。あとは、神に祈るばかりである。