菅氏の記者会見を見た人達は、「飲食店の閉店が早くなるのか」「自分たちは今まで通り、気をつけていけばいいんだな」と思ったことであろう。菅氏が、飲食のことばかり繰り返し強調していたからである。それでよかったのだろうか。
これではまずいと思った1都3県の知事とマスコミは、飲食店のことよりも国民が何を努力しなければいけなのか、具体的なことのアナウンスを繰り返した。このようなことは、本当であれば国民に向けて記者会見した総理大臣が説明しお願いすることではないのだろうか。
飲食、飲食と、一部の人だけに関係したことばかり言い続けることで、国民の行動を変えられると考えるところが、菅氏のすごいところでもある。記者会見やテレビ出演で質問を受けても、まともに質問に答えることができない。知識も情報も見通しも自分の考えも持ち合わせていないから、何を聞かれても「しっかり取り組んでいく」「専門家の方々の意見を聞いて決めていく」「仮定の話(これからこと)にはお答えできません(「準備はしません」と言うこと?)」としか言えない。
たまに、「ペーパーを見ずに自分の意思で動いたぞ!」と思えば、国民への要請後に大勢で会食をしてみせたり、Go To停止や宣言発出が遅れて感染爆発を引き起こしたり、それを尾身氏や都知事のせいにしたり、宣言発出後に一斉入国禁止をやめて元に戻したりと、感染を拡大させることをピンポイントで的確におこなってきた。能力の劣る人がリーダーになったり権力を持ったりすると、その言動はやはりトンチンカンなものになってしまい、集団全体が大きな被害を被ることになるのである。
今、本当に菅氏が総理大臣にふさわしかったのだろうか。総理への意欲は全く無いと言っていた人が突然無理に担ぎ上げられたのであるが、そのような人は引き受けるべきではなかった。いつも的外れな言動の二階氏や麻生氏の意見を政治に反映させてはいけないと思う。