日本医師会など医療関係団体トップが合同で「医療緊急事態宣言」を発表した。すでに満床になった病院も出てきており、医療崩壊が始まりつつあるという。
感染力がこれまでより70%高い新型コロナの変異種と思われるウイルスがイギリスで流行し始め、イギリスからの渡航を禁止する国が増えているという。日本は、まだ風見鶏中だ。この変異種が今の日本に入ってきたら、日本の医療は崩壊し、欧米並みに重症患者や死亡者が増える。
人の命よりも経済を第一に考えてアンバランスをとっている日本の内閣総理大臣は、都市封鎖をして強制的に人の動きを止めたり海外との移動を完全に禁止したりすることは絶対にしない。だから、いずれイギリスの変異種も日本に入ってきて広まる。そうなる前に、アンバランスでも小出しでもよいから、とにかく今の医療緊急事態状況からできるだけ状況を改善させておくことが重要である。そこに、イギリスからの変異種の来襲(医療崩壊)に耐えうる可能性が残されているだろう。
状況が悪化し、都知事や医師会などが自粛を求めると、マスコミは影響を受ける飲食店や旅行会社の「自粛されるとたいへんだ」というインタビューを必ず流して抵抗する。マスコミは感染拡大防止の訴えや取り組みを妨害するのではなく、まずは国民の命、自分の命を守る行動をとってほしい。マスコミは、プラスのことをしなくていいから、マイナスのことをしないでもらいたい。
会食のハシゴなど反抗的な行動ばかりとっている政府も、Go To好きの国民も、無責任なマスコミも、すべての人が、今後起こりうるかもしれない最悪の状況をイメージして行動しなければいけない。今なら、まだ引き返せる。今が改善に向かえるラストチャンスだと思う。政府がどうしても緊急事態宣言を出さないとしても、それが発出された時の行動を国民が取ってはいけないということはない。自主的にやろうと思えばできる。
今よりもはるかに感染者が少ない春先、不要不急の外出をしない、夫婦2人など複数でスーパーに行かない、イベントなど人が集まる場を作らない、必要最小限の仕事以外の人は通勤しない、子ども達も通学しない(これは国の許可が必要であるが)ことで、感染拡大をなんとか抑え込んできた。今の状況はその時と比べ物にならないほどの悪い状況であり、さらに今後強力な変異種コロナが来る可能性がある。
嫌なことに目をつぶりお花畑を無理に想像しているのではなく、起こる可能性がある程度ありそうな最悪の状況についてはそれをイメージし、今すぐにでもできる限りの対応をとることが大規模災害や国難においては重要なことであろう。