1つ前の記事で、首相はどこに行ったのか・・・と書いたが、彼の動向が明らかになった。

 Go To全国一斉一時停止を発表した14日、8人位の忘年会など複数こなしていたということだ。これについて、詭弁の天才である加藤官房長官は、総理は適切な対応をして参加した(だから安全安心大丈夫)という旨の説明をしていた。新型コロナ対策を担当する西村康稔経済再生相は「一律に5人以上はだめだと申し上げてはいない。強制力があるわけでもない」と言う。「絶対(だめ)とは言ってないよ!(だからいいんだよ)」という。小学生が喧嘩の時に言う、いつもの屁理屈だ。この政権も腐っている。自称「継承内閣」だけのことはある。

 強制力がないから適切な対応をしていると自分が思えばマスクを外して大勢で飲み食いしても良いとの政府からのお墨付きが出た。それに、アルコールを出す店は営業を夜の9時までと言うのも、たしか「絶対」とは言っていない。これも強制力がない。だから対策をとったと自分が思えば夜の9時以降も営業してもよいという政府の論理だ。要請があっても、強制力がないことはやらなくてもよいということで本当に良いのだろうか。しかし政府がそういっているのだから、それでいいのだろう。これで、アルコールを出す店は堂々と遅くまで営業でき、国民はみんな堂々と夜遅くまで大勢で飲み食いができるようになった。よかった、よかった。(きちんとした対策をおこなうことが現実的に難しいから本当はだめなのだが、それでいいらしい)

 当の菅内閣総理大臣は、5人以上での会食をおこなったことについて、「国民に誤解を与えたという意味で真摯に反省する」と述べた。彼のプライドは非常に強い。自分の言動が矛盾していることについては反省しないと公言しているような言い草だ。国民はいったい何を誤解したというのだろうか。国民が勝手に誤解して、頭が悪い、理解力がないとでもいうのか。自分勝手な行動をしておいて言いわけをし、その上さらに国民はおろかだというのか。国民やマスコミは、事実を見て「それはおかしい」「不適切だ」と言っているのだが・・・。悪いこと、不適切なことをした後に、さらに嘘や不適切なことを重ねて自分の(道義的・政治的)罪をどんどん重くしていくような行為は、もう禁止にしようではないか。

 彼は、自分でやっていること、言っていることがどういうことか、もはや客観的に判断できない切羽詰まったぎりぎりの状態のように見える。自分の対応や政策の失敗を国民や専門家会議など他人のせいにしていることも自分ではよくわかっていないのかもしれない。彼の近くには有能な補佐役もおらず、一人ぼっちで、裸の王様になっているのではないだろうか。もしかしたら、もう辞任を覚悟しているのかもしれない。歴代総理のように辞任してしまえばすべての責任を放棄できるし残った仕事を他人に押し付けることができ、楽になれる。自分は損害賠償(無駄に税金を使った分など)を払うことも必要ないし、身分上の処分を受けることもない。辞任しない理由は彼には見当たらない。誰かのように正月早々空を見上げて決心し、来年早々に辞任と言うこともなくはないだろう。

 避けなければいけないことは、精神的に行き詰まって最悪の結果になることだ。彼は、人がらは本来は優しく誠実なのだろう。そしてプライドが高い。そういう人は、高い壁にぶつかった時自分を犠牲にしてまで現状を改善させようと考えたりする。最近いつも目はうつろだ。たまにペーパーを見ずに自分の言葉で発言すれば不適切なことを言ってしまう。もう自分の言葉で話すこともできない状況に追い込まれている。彼自身とても苦しいのだろう。安倍氏には菅氏や麻生氏など、なんでも相談できる人が近くにいた。良い悪いは別にして、誰もいないということは、菅氏にとって非常に厳しい。