安倍前首相が主宰した「桜を見る会」の前夜祭の際、安倍氏側が 計800万円を補填していた可能性があると報じられている。
それが証明された場合、安倍晋三氏は、「知らなかった」、「事務所がやった」、「秘書がやった」と言うだろう。これまでがそうだったから。そして秘書や事務所がやったことについて代わりに「大変申し訳なかった」と謝ってみせることで、善人ぶって他人に全責任を押し付けるだろう。これまでがそうだったから。このような小学生でも言わないような責任逃れを、政治の、ひいては日本のスタンダードにしてはいけない。
気をつけなければいけないことがある。それは、全責任を押し付けられた秘書なり事務所側の人物が誠実な人である場合だ。その人の取る道は2つあるだろう。1つは「私が独断でやった」と言う。もう1つは正義感と義理や恐怖との狭間で自ら命を絶つということだ。前政権時代、何人かの誠実な人達が自殺に追い込まれた。何とかこの悲劇の繰り返しだけは避けてほしい。事務所や当時の秘書の周囲にいる人達は、危ない様子がないか十分に観察して命を守ってやらなければいけないだろう。