1日の新規感染者数が、日々更新されている。今回は大都市だけではなく、全国的に広がっている。Go Toについては、都道府県知事に任せるとの政府方針が出された。責任を地方に負わせ、自らは無傷で国難を乗り切ろうという作戦だろう。
現在、日本は感染拡大状況にありながら、全国の観光地や旅館、大都市は人でいっぱいだ。観光客のインタビューを聞くと、Go Toを使ってきたという人ばかりである。多くの国民は、感染拡大を止めようとせず、激安なら旅行に行こうとする。自分さえ良ければ、あとのことなどどうでもよいというのが日本国民の本音であろう。もちろん、「ストレスがたまったから(旅行にきた)」という理由があれば、人の移動をしても感染拡大しないということにはならないのだが、旅行をする人々はこの理由を自らの行動を正当化するための大切な言いわけとして使っている。Go Toがなければこれほど旅行に行かないのだから経済を回復させることを目的に旅行に来たという観光客の見苦しい言いわけも気持ちが悪い。へんにごまかしたりせずに、「自分が感染しなければ国内で感染拡大しても関係ない、Go Toで激安になったから楽しむために来た、自分がやりたいようにやる」と正直に堂々と言えばとても納得できる。今後の対策であるが、この国民に性善説を期待してはいけないだろう。だから政府でも都知事でもよいから、法的な規制をかけたりGo Toを中止したりするなど強制的に国民の動きを封じなければいけない。そうしないと爆発的感染拡大に至ってしまう。
経済とのバランス云々の話は、感染者が限りなく0に近づいてからの話だ。ワクチンも安全なものができるまで(安全性が確認されるまで)2,3年はかかるといわれている。悪循環を繰り返しその合間に時々爆発的感染拡大を迎える。この状況が長期化すると、国民にとって耐えきれない大きな苦痛となるだろう。今日も政治家と情報番組出演者たちは、堂々と自分の意見を主張している。
追記:菅総理は、前日の国会での発言を翻し、感染拡大地域においてGo Toの一時停止の検討に入ることを表明した。国会での論戦は無意味で、単なる茶番劇であることを総理大臣自らが証明した。それはさておき、Go Toによる人の往来が感染拡大につながっているエビデンスだかフィロソフィが無い(だからやめる必要はない)と話している政治家や一部の専門家、コメンテーター達は、総理大臣のこの決断について無意味だからやめた方がよいことをアドバイスした方がよいだろう。国民に向かって行っても何もならないだろう。
政治家やテレビ局の専属専門家、コメンテーター達は、自分の発言に責任を持たなければいけない。幾度となく堂々と自分の発言を変えることは、自分に能力がないことを繰り返し世間に示していることであり、恥ずかしいことと思った方がよい。政治家と情報番組出演者たちは、かわいそうな人々の集まりに感じられる。