神戸新聞社が、兵庫県内外の約1500人にアンケートを取ったところ、教員の体罰について40代、50代の4割が容認し、「当然と思った」、「ありがたいと思った」と回答したという。
これほど学校内における子ども達の現状を理解している人達が多いことに驚いた。久しぶりに、世の中捨てたものではないと思わせてくれるニュースであった。
もちろん体罰には程度があり、子どもにけがをさせたりするものであっては絶対にいけない。それは当たり前のことであり大前提である。また、体罰が必要であった合理的な理由もなければいけない。教育上体罰が必要な子どもや場面があると思っている教員や、今回のアンケートで容認した年配の大人達も、この2つのことは当然のこととして話をしているのである。
しかし、すべての体罰を否定する人々は、必ず「けがをさせるのはよくない」という理由付けをする。そんなことは言うまでもないことであり、問題外の話である。しかし、いくらそれを説明してもこの極論の理由付けをやめることはない。他意があるのではないかと思わざるを得ないのである。
甘やかされ、間違った保護を受けて育ってきた今の子ども達の態度や口の利き方は、学校の外にいる人達にはわからないだろう(もちろん割合からするとこのような子どもはごく少数であるがどの学年にも数名はいるだろう)。そのような言動を止める厳しさや威厳も必要であり、反抗的でひねくれた子どもも心のどこか奥底でこのような自分を止めて直してほしいと願っているのではないだろうか。
数十年前ものすごい子どもがいて、他の子どもたちを守るために頭を軽くたたいたことが何度かあったが、1年が過ぎて別れる時にその子どもから「先生にもっとたたいてほしかったあ」ととても優しい笑顔で言われたことを思い出した。