情報番組を見るとお笑い芸人ばかりで、完全に乗っ取られた感じだ。

 しかし、お笑い芸人が話す感想(コメント?)を聞いて、「そうだなあ」と思うことはあまりない。幅広い経験や教養が比較的少ないお笑い芸人達が、様々なことをよく考えずにパッと思いついたことを話すから、余計に話す内容が的外れになってしまう。

 お笑い芸人の感想をあえて聞きたいとは思わないので、以前に比べて情報番組を見なくなったが、今チャンネルを切り替えている時に、5秒ぐらい情報番組を見てしまった。そうしたら、竹内結子氏の自殺報道を受けて、爆笑問題の太田氏が「自殺は、なんで死んだか誰もわからないし、自分自身もわからない」と話しているのを聞いた。

 なんで自殺したか置かれていた状況や周囲の人の話などからわかるケースが多い。また自分自身がなんで自殺するか自分でわからないというケースは、ほとんどない。わずか5秒、話しているのを聞いただけなのに・・・。

 お金をもらって出演している以上、とにかく何でもよいから言えばよいというわけではない。そちらの事情は視聴者に関係ない。関係あるのは、「何を言うか」がすべてである。正確性、的確性、客観性、生産性、貢献性のあるコメントを話せばよい。それが無理なら、自分はコメンテーターには向いていないということだろう。情報不足による間違いや嘘(部分的に正確でも全体で見れば不正確なこと)、あおり、不適切な方向性を無責任に言うだけになってしまう。情報番組は、「簡単な笑いで済むバラエティ」ではない。