ウイルスの飛び散る様子を特殊撮影した映像(赤外線撮影のような映像)がよくテレビで放送される。それを見ると、綿のマスクより不織布マスクの方が、布を通過するウイルスの量がかなり少ないようだ。しかし、どちらのマスクも鼻の横や口の横などのマスクの隙間から大量に吹きだして空気中に漂うことがわかる。

 口の前に透明の小さなアクリル板をつけているだけの人がいる。よく目にするのは麻生副総理だ。口の上の方は何もなく、完全にオープンだ。ウイルスが付着した飛沫(約5ミクロン)が直接かかることを防いでも、0.1ミクロンの新型コロナウイルスは大量に空気中に漂うことになる。あんなもので多くの人と接していいのだろうか。厚労省や保健所は注意喚起した方がよいのではないだろうか。エアロゾル感染や空気感染も内外の専門家から指摘されている。日本中の人が口を覆うタイプのマスクではなく、麻生氏タイプのものをつけたとしても、国内での感染者数に変化がないとは思えない。そもそも、感染者でもあのミニシートをつければ、街中を普通に出歩いても大丈夫と言うことなのだろうか。病院の医師がマスクではなく、なぜあのミニシートをつけないのだろうか。矛盾が生じる。

 麻生氏は、日本の副総理として手本を示している。しかし、本当に彼の知識と経験を信じて大丈夫か心配になる。麻生氏が感染すれば、総理や各大臣など周囲にいる人達が大変なことになりそうだ。彼が感染しないことを祈るばかりである。

 

追記(9/21):今日の朝日新聞デジタルによると、理研がスーパーコンピューターを使って実験をしたら、顔全体を透明なシートで被うフェースシールドだと、小さな飛沫は100%近くが漏れ、50マイクロメートルの比較的大きな飛沫でも半分が漏れたという結果が出た。上部が完全開放された口だけを覆う小さなシールドだと、小さな飛沫はどのくらい漏れるのだろうか。副総理大臣とテレビに出る芸能人は、あの小さなシールドをつけるのはもうやめた方がよいと思う。小さな飛沫が飛び放題だし、唾で汚れて見ている人に不快感を与える。