黒人差別は、主に「過去にこのような差別があった(だからやってはいけない)」という紹介や教育によって生み出される。黒人に対して差別意識のなかった人々は、アメリカにおいて過去に黒人差別があったことをテレビでみたり学校で教育を受けたりすることで、黒人とは差別の対象になるような存在なんだと認知する。日本人は、アメリカと異なり、過去の黒人差別の実態に基づく教育を受けてこないから、黒人に対する差別意識は育まれない(黒人に対してなんとも思わない)。

 マスコミや教育以外でも、黒人の集団が怒り大声を上げながら練り歩く姿(「なんか迫力がすごい」「黒人って怖い」となる)や、大阪なおみ氏のように差別と関連のないスポーツの試合で黒人差別を非難する選手の姿(「なんでここで?」「黒人はめんどうくさいな」「うざい」となる)も、新しい黒人差別を生みだす原因になることを認識し、現実的にプラス効果が見込まれる他の方法を考えた方がよいだろう。

(黒人)差別は理屈や正論では、決してなくならない。