関東1都3県では、連日多くの感染者が出ている。陽性率も春先のピークに比べて 数倍に上がった。このような状況の中、関東では教員採用試験が行われている。入り口で体温を測ったり手にアルコールをつければ大丈夫というわけではない。空気感染を認めざるを得なくなってきた今、一つの部屋に多くの人がいるという状況を生み出すことが、危険エリアを作ることになる。教員採用試験会場内だけではなく、そこまで行くバスや電車の中も危険エリアだ。さらに危険なことに、1年に1度の人生を決める大事な試験であるので、少し体調が悪いという人や微熱がある人も、風邪薬や解熱剤を飲んで無理にでも受験するだろう。結果的に、これ以上危険な目に合わせられない状況を作りだして強制的に参加させてしまった。
教員採用試験を強行するさまざまな理由はもちろんあるだろう。理由はすべてのことにあるものだ。泥棒に出さえ、「ほしかった」「生活が苦しかった」などの理由がある。しかし、理由があるからやってもよい、しかたがないとはならない。やる、やらないは、双方の理由の比較の問題である。
教員採用試験を、従来の方法で、今やることが、適切だったのだろうか。十分な検討の必要があったと思う。