北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの弟が記者会見し、「何もやってない人が政権批判をするのは卑怯だ」と非常に厳しい言葉で政治家やメディアを批判した。
何もやっていない人が、解決を促すために批判をすることは日常的にありえることで、卑怯な行為ではない。実際、政府の態度や方策がよくないから、未だに多くの拉致被害者が帰国できないでいるのだろう。横田めぐみさんの弟さんは、安倍氏のごまかしや口ぐるま、戦略に騙されてはいけない。
横田めぐみさんのお父さんは、生前マスコミに多く出て、政府や国民に解決を訴えてきた。弟さんが前面に出るようになったことで、政府を擁護しマスコミ批判に転じるというおかしな方向にかじを切ってしまったように感じる。もうマスコミを利用しないで(この問題を風化させて)、安倍氏と二人三脚でやっていくというのだろうか。小泉総理の時は何人か帰国したが、安倍氏が総理になってからは拉致問題が全く進展していないばかりか後退していることはみんなが見てきて理解していることだ。政府は無策で真剣さも感じられない。
弟さんの判断は危険というか、これ以上悪い選択はなかったように感じた。弟さんも安倍氏の口車にやられてしまっているのだろうか。