お笑い芸人が次々とコメンテーターをやっている。
お笑い芸人は、学生時代に友達を笑わせることが好きであったか、一獲千金を狙って、お笑い芸人になった人が多いのだと思う。ところが、実際にやってみて一般の人を笑わせることは難しく、それをやり続けることは到底無理であることを自覚した人達が、口達者を生かせる他の分野に進出してきたというところが実情だろう。
お笑いの仕事をやめて(ほとんどやらず)、コメンテーターや映画監督、画家などに移る人を、私は本物のお笑い芸人とは思っていない。そんな中で、政治や社会、芸能界のコメンテーターといった他の仕事に逃げず、お笑い一本で活躍し続ける志村けん氏と萩本欽一氏と明石家さんま氏、そしてダウンタウンの浜田氏の存在が光る。彼らは本物のお笑い芸人といえる。