お笑い界には、悪いことをした芸人をかばう体質がある。不適切発言をした岡村隆史氏について、お笑いの松本人志氏が「許してたってくれへんか。そこまで悪いやつじゃないやん。悪いこと言うやつがすべて悪者じゃない」と、全国ネットのテレビ番組で擁護していた。このように、仲間内から必ず擁護する人が出てきて、テレビをつかって「許してやってほしい」と国民に訴える。お笑い界では、何をやっても簡単に許されるものと思われているようだ。あまりにも無責任である。悪いことを笑いに変えれば許されてきた歴史もよくなかった。
お笑いをやるような人は、他の人に比べると学生の頃あまり勉強を頑張ったりニュースや新聞を読んだりせず、ふざけ(友達を笑わせること)が中心の生活だった人が多いのであろう(だからお笑いの世界に入った)。言い換えれば、社会常識を身につけたり道徳心を高めたりする学校での学習や生活を適当にやってきたということになる。
したがって、一芸には秀でているのだろうが、思考力や客観性、正義感などの道徳心が一般人より劣る面が多く、コメンテーターとして社会問題や政治、事件などについて自分の考えを言うと、身勝手な意見や偏った意見になってしまう。
お笑い芸人たちは、傷のなめあいは、はたで見ると恥ずかしく哀れな行為であることを知った方がよい。