3月20日、萩生田文科大臣が、全国一斉休校の要請を延長しない方針を示した。これによって国民は、「感染拡大は防げたんだな」、「自粛はもうしなくても大丈夫なんだな」と思った。そして悪夢の3連休に突入した。

 本日、経済再生大臣が、ゴールデンウィーク終了後に一部地域で自粛緩和をするという政府の方針を記者団に話した。これによって感染者の多い首都圏や大阪、福岡の人々はどう思い、どういう行動をとるだろうか。

 地方の人も気をつけなければいけない。今後大都市圏から、感染した人が大量に地方へ遊びに行くだろう。来ないようにお願いしても行く。今回のゴールデンウィーク中のように物理的に閉鎖や閉店をしないと、必ず人が押し寄せる。

 いまだに平日は6割程度しか外出自粛ができず感染者が減らない。経済再生大臣は、ゴールデンウィーク終了後に自粛を緩めるのではなく、自粛指示に切り替えてでも最初にお願いした8割減を1か月間だけ国民に守らせるようにした方がよい。感染すれば短時間で亡くなる可能性のあるウイルスにおびえながら、中途半端な自粛をダラダラとされる方が、国民にとってつらいだろうし、経済を元に戻すまでに時間がかかるのではないだろうか。