安倍総理や専門家会議のメンバー、NHKのアナウンサーなどが、繰り返し頭を下げて必死に自粛をお願いしている。とても違和感を覚える。自粛は安倍氏やNHKのためにやっているのではない。自分たちのためにやっているのだ。

 店の人は、「補償がないと店を休めない」「要請に従うのだから補償しろ」と言う。だったら補償しないからみんな休まなければよい。国は要請するのを止めればよい。安倍氏もNHKも困らない。困るのも亡くなるのも国民だ。感染が拡大したら困る多くの国民が、店を開こうとしたり観光地に遊びに行っている人々を止めるのが筋だ(実力行使ではなく批判でもよいだろう)。誰かがお願いする筋合いのものではない。そして、収入が減って生活が大変な人に対して国が補償をすればよい。生活保護のように、困っている人がいるから助けるということだ。金をよこさないと店を閉めないぞと言った脅しや交換条件のような形で補償をすることはやめた方がよい。頭を下げて自粛をだれかがお願いするからおかしくなる。

 どうして自粛するのか、筋を通さないといけない。そして、それによって困った人がいたら補償をするのである。前もって要求するものではない。