埼玉県知事が態度を改め、感染者が自宅で亡くなったことについて我々の責任は重いと、今朝の記者対応で述べた。今後は、軽症感染者をホテル、または病院で様子を見ることにするという。現在数百人が自宅待機させられている。

 ということは、今後埼玉県で検査を受けることはさらに厳しくなるということだ。なぜなら、埼玉県のある保健所所長が、感染者を増やさないために厳しく検査対象を絞ってきたと宣言していたが、ホテルや施設の確保が苦手な県側としては、これ以上感染者が出たら、余計に多くのホテルを確保しなければいけなくなってしまうからだ。

 県知事が先のようなことを言うのであれば、ドライブスルー方式でも抗体検査でもよいから、すぐに整備して検査対象の数も増やすと言わないと、今度は検査も受けられずに死んでいく可能性が高まってしまう。

 後手後手のトンチンカンな対応はだめだ。どのような場合でも「現実的な対策を事前に行う」ことが基本であろう。