テレビに出ている芸能人や司会者などが新型コロナウイルスに感染すると、同業者たちが「謝る必要はない」「誰もがかかるもの」などと次々に発信し、いつも通り「傷のなめあい」が始まる。
しかし、謝る必要がないというためには、最低限のことをやっていたという前提条件が必要だ。不要不急の外出をしないとか、人との接触や職場への出勤者を8割減にするとか、手洗いうがいをするとか、3密をまもるといったことをしていなかったとしたら、軽率で身勝手な行動によって家族や職場の同僚に迷惑をかけ(感染させたか2週間の自宅待機をさせることになる)、国内の感染拡大を助長させたことになる。謝っただけでは許されない。
また、誰もがかかるというのも当然嘘である。放射能やウイルス、毒の発生など危険な災害にそなえて普段から保管していたN95規格のマスクをしたり、今の時期は外で何かに触ったたびに持参のアルコールで手を消毒したり、外では2メートル以内の距離で人と会わないようにしたり、宅配の受け取り方法を駅前のボックスにしたり、通院をできるだけ我慢したり、髪や衣服、マスクと顔の境部分(顔)にもウイルスがついている可能性があるので、帰宅するとすぐにシャワーを浴びたりする人もいるのである。いろいろなことを犠牲にして、感染を防いでいる。苦労して努力した人が助かり、あまり努力をしないで楽をしている人が感染するのである。
感染したくないと真剣に思って感染予防対策をとっている人は、芸能人以外には結構いると思う(仲間内から芸人がいまだに飲み会をやっているという告発もあった)。