安倍総理は、感染者の数がまだ倍々に増えていないので緊急事態宣言を出すのは早いという。今、病院は限界近くまで来ており、医療崩壊寸前の状態である。今の感染者数から突然2倍、3倍に増えたら、すぐ医療崩壊する。そうすると、イタリアやニューヨークのように数十倍、数百倍ずつ感染者が増えていく。だから、倍々に増えた時点でゲームオーバーなのである。
彼の言葉は、言い換えれば「手遅れになってから宣言を出します」と言っているようなものだ。安倍氏の口癖は、「国民の命や健康を守る」だ。彼からそれを取ったら、何が残るというのか。唯一の信念だけは守ってもらいたかった。
彼は、その時が来たら躊躇(ちゅうちょ)なく宣言を出すと繰り返すが、いまだに躊躇しているのは今の日本で彼だけではないだろうか。これまでも彼の言動は常に信用できないものであったが、まさか国民全体の命などなんとも思っていないのではないかとも一瞬頭をよぎる。しかし、彼ならその可能性も完全には否定しきれないところもある。
彼が総理大臣というのは、もしかしたら非常に危ないことなのかもしれない。彼の過去の答弁を聞いていても、誰でもがわかる嘘やごまかしを堂々と言う。そこに恥ずかしさは全く感じられない。むしろ詭弁で逆切れしてくる。証拠を捨て再捜査も拒否する。そんな証拠隠しをしたら自ら非を認めたことになるから誰もしないと思うが、彼は実行してあとは堂々としていられる。大丈夫なのだろうか。もしかしたら、彼は性格の域を超えた域に行ってしまっている可能性もある。取り巻きは、彼をよく見てストップをかけるべき時は言わないといけない。