今日から2日間の自粛要請がなされた。都心にある大型店の多くは休業となるようだ。それに伴って、そうなる前に街でいっぱい遊ぼうといった若者や桜を見ようという人々が結構いた。

 渋谷などの商店も営業をしていた。目黒の桜坂で屋台を開いているおばちゃんは、土日は屋台を閉めるけど感染拡大が広がっているからそうした方がよいと思うというようなことを話していた。

 私には、どうも自粛の目的がわかっていない人が多いように感じられる。確かに都知事は、土日はみんな自粛してほしいと話した。だからほとんどの商店や施設は土日を休みにするのだろう。では金曜日だったら安全だったのだろうか。都知事が土曜日からと言ったから、土曜日前は自粛しなくても感染拡大はしないと思ったのだろうか。屋台のおばちゃんの話していることは、感染拡大が広がっているから今日は(金曜日は)頑張って営業しますよということだ。都知事が土曜日からと言っても、土曜日になると突然パッと危なくなるということではないだろう。それが本当にわからないのだろうか。本当はみんなわかってやっているのだろう。自己中の悪い人達ばかりだ。

 都知事が25日に緊急記者会見をおこなってからの2日間で、数百人は都心で新たに感染者がでたように思う(結果は2週間後にわかるが。その感染者は家庭や地元に戻ってねずみ講のごとく大勢にウイルスを広げる。感染しても症状が出なかったり出るまで時間がかかるので、その間にどんどん感染者は増えていくだろう)。その後、土日の2日間外出を控え、月曜からまた再開する。何をやっているのかわからない。何でもそうであるが、中途半端な行動や対策は、総合的に見るとマイナスの結果をもたらすことが多い。

 政府はこれ以上中途半端なことをやっていると、日本がイタリア以上の状況になりかねない。あっという間に病院が満杯になり、感染した人は行く場所がなくなる。国民は、家で苦しみながら死ぬのが嫌ではないのだろうか。国を守るために、遊びや観光で原宿や渋谷、花見に出かけている人たちを逮捕してもらいたい。この人々はふざけた確信犯である。親は、自分の子ども(20歳でも30歳でも)が街に遊びに行かないようにおさえなければいけない。