生物は何でも死にたくないのだろうが、今回のウイルスはよくできていて、目立たないように仲間をどんどん増やして素早く体内で増殖するなど、簡単には人間に退治されないようなしくみになっている。以前にもあったウイルスが変化してできたのではないかとさえ思えてくる。
新型コロナウイルスも厄介だが、今後もっと致死率の高い新たなウイルスが現れることも否定できない。他の生物同様、今あるウイルスも強く利口に変化していくだろう。そこで、不明なウイルス、危険なウイルスが広がりそうな可能性がある場合の世界的なしくみ(取り組む手順)を作っておくことが重要であろう。
渡航禁止や外出禁止など、同じ基準で世界の国が素早く対応しなければ世界的感染拡大は防げない。国際化社会の中、経済や個人の自由(海外旅行や宴会など)を優先させたり、国によって対応に差があったりすれば、あっという間に世界中に広がり、今のような状態や今後それ以上の状態になりかねない。非常に危険になる可能性がある場合は、早い段階で世界中でいったん経済活動を止めて拡大予防に全力を注ぐこともありだろう。このような状態になったらこう対応するというものを段階的に決め、世界の国がそれを実行していくしくみ、ルールづくりが重要であろう。
今後新型のウイルスが出てくるたびに人は何もできないでパニックになる。人類が全滅するかどうかは、ウイルスの強さ次第ということになる。世界中の多くの人が亡くなり、人類が滅亡状態になるとしたら、映画のような話だがそれは核兵器によるものではなく、未知のウイルスによるものであるように思う。
新学期云々や収入がなくなるなどの話はいらない。3か月後から授業をおこなっても(学習内容を選んで多少削除しても)ほとんど影響はない(どうしても必要な内容は挽回もできる)。1年以上職がなく、苦しい生活を送っている人もたくさんいる(政府に補助金をよこせという人もいるが、それは職がない人もなんとか納めている税金を渡せということである)。たとえ3か月間無収入でも持ち家で家族と普通に生活でき、また仕事を再開することができるだろう。何とかなる人が贅沢を言ってはいけない。まずは、今回の新型ウイルスを何とか収束させることに政府や全国民が全力を注ぎ、多くの人命を救わなければいけない。今すぐ3週間以上の外出禁止命令を出してほしい。それしか今は無い。
とはいっても、現在の人間よりこのウイルスの方が実力で勝っているとは思わない。もし未知のウイルス感染者の合計が50人を超えた国は、経済を優先させずにすぐに外出禁止命令を出して、他国への渡航を一切禁じることにしていれば、今頃は新型コロナウイルス感染者など世界中にいなかったことだろう。だから、新型ウイルスが強いというより、人類の自業自得で、人災ともいえる。