小池都知事の記者会見後、NHKは街頭インタビューで「それはそれで寂しい」、「(児童館にいる)子ども達のストレスがものすごい」という声を最後に2つ放送した。小池知事の会見を聞いて「あれ、まずいのかなあ」と思った人にも、「そうだよなあ、自粛はつらいよなあ」「自分1人くらいは今まで通りでいいだろう」と思わせてしまうだろう。

 NHKは何をしたいのか。何人亡くなればやめるのか。真剣さが足りないのはNHKである。ストレスなんかはどうだっていい。これからはどうやって大勢の命を救っていくかだけだ。

 今もNHKはニュースで、中小企業が・・・、多くのイベントが・・・と経済が大変なことを伝えている。だから、自粛を緩めた方がよいといいたいのだろうか。仮に違う意図があったとしても、こちらにはそのように伝わる。

 小池知事は緊急会見で何と言ったか、NHKはわかるだろうか。仕事は自宅でやってほしいと言ったのだ。NHKは現状の厳しさ(多くの人命が失われるということ)が把握できないか、自粛に抵抗しているかのどちらかであろう。一番大切で、後に取り返しがつかないのが命である。経済は二の次で、やろうと思えば取り返しもつく。