3月22日の「シューイチ」において、「自粛を緩めてください」とコメンテーターが訴えていた。番組内容も、自粛緩和一色のものであった。

 日本でも爆発的感染拡大が起き、死亡者がヨーロッパ並みになった時の責任問題として記録しておく。

 世論、ひいては政府の考えを操作するような内容を番組として放映することは、死亡者が非常に多数出た時には、結果を十分に予想できた上での精神的幇助か扇動の罪で刑法に違反する恐れがあると思う。幇助や扇動をするマスコミが多数いることで罪が軽くなるというものでもない。赤信号をみんなで渡っても、罪は軽くならない。

 今回は、数百人から数千人の命がかかっている問題であり、政治などの他の問題とは全く別のレベルの話である。命がかかる以上、法律を厳格に適応していく必要がある。