感染予防の専門家は、感染予防をこうしてほしいと提言するだろう。
経済の専門家は、経済活動をこうしてほしいと提言するだろう。
病院の医師は、病院の利用や活動をこうしてほしいと提言するだろう。
それであればよい。よくないのは、専門外のことについて提言することだ。例えば、感染予防の専門家が、新型コロナウイルスが終息するまで一時的に消費税を0にするのがよいなどといった経済のしくみについて主張することはよくない。消費税を今から0に戻しても経済のしくみとして大丈夫なのか、大きなデメリットはないのかなど専門家でなければ検討できないだろう。感染予防の専門家が、経済や林業の専門的なことを感覚で言ったら的外れなものになってしまう。
専門外の分野についての提言はもちろん不適切だが、国の総合的な方針や対策について、特定の分野の専門家が言うこともやめなければいけない。偏ったものになってしまう。すべての分野からの提言を聞いて、それを総合的に判断し、実際に国としてどうしていくのかを決めるのは政府であり、1つのことだけに詳しい専門家ができることではないし、やってはいけない。