どこかの地方議員が、自らの会社で過去に仕入れていたマスクをネットオークションに出し、多額の金を得ていた。
記者会見で、記者たちから転売ではないかと問われ、この議員は仕入れたものを売ったのであり転売ではないと答えていた。
定価で売るために仕入れ、それを実際に定価で売るのは通常の販売方法であるが、仕入れたものを弱みにつけ込んで定価の何倍もの価格で売り渡し利益を得る行為は、まさに違法転売である。
マスクを手に入れる方法(仕入れたのか、どこかの店で個人的に買ったのか)はどうでもよく、売り渡す価格が問題なのである。
オークションは買い手が自分の意思で値段をつけるから、売り手は悪くないという旨のことも議員は話していた。しかし、新品には定価(市場価格)があるので、その定価を即決価格にして売らなければいけない。新品に対し、買い手がオークションで定価以上の値段をつけてしまうのを利用して、つまり困っている人の弱みにつけ込むか定価を知らない人をだますようにして売る行為は、認められるものではない。
思い入れがあったり時代とともに価値が上がるような中古品、あるいは手作りの物のように定価が付けられないようなものについてのみ、オークションにかけることを認めるようにした方がよい。定価のある新品を、オークションに出せるようになっていることがよくない。