感染拡大防止の対策を全く行わなかった場合の人数を、北海道大学の研究者が試算した。半年後にピークを迎え、その後収束に向かうという前提である。それによると、発症人数1080万人、入院数210万人、重症化数21万6千人となる。発症しない感染数は不明。日本における予想死者数はアメリカの信用できる機関から発表になっているようだ。

 今、多くの人が、「いつまで自粛をするんだ」、「困る」、「ストレスがたまりっぱなしだ」などと、自粛を要請している政府に対して批判がすごい。企業から末端の市民まで、みんなが文句を言っている。「自粛の計画票を出せ」とも聞こえてくる。未知のウイルスによる感染拡大が今後どうなるかなど、今は誰にもまったくわからないだろう。効果的な薬はできるか、病院が持ちこたえられるかなど、多くのことがわからないのだから。

 政府は、批判ばかりされているなら、もう自粛要請はやめて、みんなの望みをかなえてやればよい。

 イタリアでは、感染者数が1万人を超えた。対策をしていないわけではないだろうが、日本よりは対策が弱いのかもしれない。対策を緩めると、あっという間にこのようになる可能性もある。対策をとらなければ、先の数字の通りだ。国民の望みはよくわからないが、もう少し考えて話をした方がよい。

 わたしは、「与えられた環境でより良く生きる」ことができる子どもを目指して教えてきた。今もこれが大事だと思う。「好きなようにやらせろ、あとはどうにでもなれ!」ではなく、範囲内でより良い生活を工夫する。それが賢いやり方だ。歌手のライブ映像や子ども向けクイズ、主婦向けダンスなどもユーチューブにアップされたりしている。ローソンでは子どもだけの家庭にお弁当を配達し始めた。このように企業単位では頑張っているところもある。個人単位でも、少しは協力しろといいたい。何もできないなら、せめて的外れな批判や愚痴を言うのをやめてもらうだけでも、国民が一つにまとまっていく助けになるだろう。