新型ウイルスの予防として手洗いが1番重要で、マスクは感染の疑いのある人が飛沫を飛ばさないためには有効であるが、なんでもない人が予防としてやるのはあまり意味がない(飛沫を防ぐ程度)、ということが専門家や政府からアナウンスされてくる。

 これを聞いて、皆さんはどう思うのだろうか。私は、「え~、なんで~!」と思ってしまう。専門家によると、手洗いが重要なのはウイルスがついた手で口や鼻を触り、そこから体内に入るからだそうだ。人は1時間に数十回、口や鼻のあたりを触っているとも話していた。触らないように気をつけていても、習慣や無意識のうちに触ってしまうのだろう。

 では、どうすれば触らないようにできるだろうか。それは、普通に考えてマスクをすればよいだろう。マスクをすることで、直接手で鼻や口に触れることを防ぐことができる。1番重要なのが手洗い、つまりウイルスがついている可能性のある手で鼻や口を触らないことであるなら、そうできないようにするための方法であるマスクをつけるということが重要ということになる。しかし、それでもマスクは予防としてあまり効果がないという(飛沫感染予防以外は効果がない)。なんでそうなるのか、私には訳がわからない。

 最近、政治家や官僚、専門家、大学教授、マスコミ(テレビ局、情報番組の司会者やコメンテーター等)などが話すことで「なるほど」、「そうかあ」と普通に聞けることが1割くらいしかなく、残りの9割くらいは「そんなばかな!」、「おかしなこと、部分的なこと、非論理的なことをなぜそんな堂々と言えるんだろう」と思うような内容だ。

 多くの人々の発言がそう聞こえるということは、もしかしたら私1人がへんになったのかもしれないと最近思うようになってきた。