彼のツイッターをよく見てみた。議論は拒むが一方的な反論は続けているようだ。議論は喧嘩ではない。研究者が議論を避けるとは、これいかに。論破されるのが嫌だから、一方的に反論していると思われても仕方がない。
彼はツイッターの中で、「僕は立場ではなく事実を根拠に発言しているので・・・」と述べている。このツイッターの一番初めにあるプロフィール?の書き出しは、「神戸大学医学研究科感染症内科教授です」である。この神戸大学教授のツイッター内でこの教授が発言している。もし本当に立場で話したくないのであれば、別に現在の身分などプロフィールに書かなくてよい。ここまで立場をアピールしなくてもいいだろうと思うくらい、「神戸大学教授」を前面に押し出している。これはコメディか?
ここまでマスコミや海外メディアが相手をしてくれるのは、彼の状況判断能力や与えられた環境でのベストの対応力などが他の研究者より優れているからではなく、単に「神戸大学教授」という立場だからである。どのような経験があろうと、現在の身分が仮に一介の町医者であったなら、彼の動画など誰も取り合わないし、海外のマスコミも相手にしなかったであろう。
ツイッターで仲間を少し集っても理論武装にもならないし、彼の過去の経験がどのような状況下であってもそのまま当てはまるというわけではない。これ以上のツイートは不毛だし、日本が一つにまとまってなんとかウイルスに勝とうという時に、俺は正しいから言った通りに行動しろという人に個人プレーをされるのは正直迷惑だ。乗船してから2時間もしないうちにおろされたというのも、うなづける。
彼が乗船した時点から時間をかけて彼の言う通りに体勢を立て直していたら、今でも多くの人が下船できず、船内の混乱もさらにひどくなったであろう(時間もなかったし、彼の言うことに慣れてもいない。そもそも、狭い船内と多くの乗客、そして乗客を世話するクルーの行動など、物理的に彼の言うことが可能だったのかということもあり、最悪の場合、船内の収拾がつかなくなっていたことも考えられる)。とりあえず、すでにほとんどの人が船から降りられた。これでよかった。下船後、さらにどこかで隔離するかどうかなどの話は、また別のことである。
彼は、自分の意見は世界に発信できたのだから、もうかかわらないでもらいたい。専門家達も彼とやり取りせず、その労力を今現在の日本社会における感染予防対策に向けてほしい。