新型コロナウイルスについて、これまで私が専門家や大学教授、情報番組の司会者やコメンテーターから聞いてきて、印象に強く残っているのは次のことである。
① マスクは、感染者はやった方が飛沫が飛びにくくなるが、感染していない一般の人にはあまり意味がない。私(大学教授)は普段マスクはやっていない(個人的には、手で直接口や鼻を触るのを減らす効果もあると思うのだが)。
② 新型コロナウイルスよりインフルエンザの方が危険だ。
③ 感染力はインフルエンザの方が強い。
④ 高齢者や持病がない人は、感染しても症状が軽い(今回のウイルスは肺の奥に入り込んで肺炎になりやすいという話も最近出てきた)。
⑤ 世界での感染者は徐々に減っている。ピークは過ぎた。
これらは、本当なのだろうか。もし違うことがわかったのであれば、訂正か撤回するまでは、発言内容は生き続けていることになる。そもそも、ウイルスの正体がはっきりする前に、断定的なことを発言できるのがおかしい。現時点でも、まだよくわかっていないのだから。