新型コロナウイルスは、インフルエンザより感染力も合併症も低い。心配する必要はない。空気感染、飛沫感染はほとんどないのでマスクはあまり重要ではない。ウイルスがついた手を口や鼻に持っていって感染するので、手洗いを大切にすればよい。中国で患者が多いのは、手洗いの習慣がないからである。騒ぐほどのものではない。

 要約すれば、このようなことを社会に対して流していた。インフルエンザは毎年流行するが、中国では毎年これほど多くの人がインフルエンザで亡くなっているのだろうか。新型ウイルスの正体や状況がまだはっきりしない現時点で、インフルエンザより安全だという印象の報道をすることは許されるのだろうか。あとで、インフルエンザより重症化するとわかった時、「とくダネ」の情報を見てインフルエンザ並みの対策しかせずに入院する羽目になった人に対して、どのような責任を取るのだろうか。インフルエンザの薬はあるが、新型ウイルスには現時点では薬もないだろう。

「とくダネ」の主張が本当に真実なら、現在日本政府がおこなっているホテルでの経過観察や患者の病院での隔離などはやりすぎであることを、フジテレビは無知な政府や専門病院医師たちに早く教えてあげた方がよい。

「危険かどうかわからないこと=安全」ではない。「とくダネ」は、風評などをよく批判しているが、自分たちは嘘の情報を流していないか、つまり風評の拠点となっていないかを一度振り返ってみた方がよい。コメンテーター達の一面的な意見や自信満々の傲慢な態度もいかがわしい。

追記1/31 中国政府がWHOに対し「緊急事態宣言」を出さないよう圧力をかけた(フランス紙ルモンド))にも関わらず、WHOが「緊急事態宣言」を出した。それほど緊急な対策が必要ということなのだろう。それに対し、インフルエンザでは「緊急事態宣言」は出されない。とくダネが流した不正確な情報、思い込み(願い?)の部分に対し訂正を求めたい。危険だと報道しろということではない。インフルエンザより安全だという印象を与えるような報道はだめだということだ。まだ詳細が判明しないので、注意深く予防や治療をした方がいいと報道するのがよいということだ。