情報番組で「無断キャンセル」ということが話題になっている。辞書を見ると、キャンセルとは「予約を取り消すこと」とある。無断でキャンセルとは意味がよくわからないが、キャンセルをしないのに宿泊もしないことを指しているようだ。

 どうやら同じ人物が塩原温泉の複数の高級旅館を正月三が日に予約し、キャンセルなしで宿泊もせず、旅館側が損害を被ったとのことだ。予約は夏ごろ入れたらしいが、宿泊日の1週間前に宿から確認の電話を入れたが現在使われていないということだった。

 状況は以上のようであるが、同一日に複数の宿を予約しておくことは日常的にあることだ。一緒に泊まる人とどこの宿がいいか相談したり宿のことを本やネットで詳しく調べてから決定し、泊まらない宿にはキャンセルを入れるだろう。また、予約を入れた時期が半年前とかなり前のことであったので、予約をしたこと、正月に泊まろうと思っていたことを忘れることもあることだ。実は私も半年ほど前に予約を1つ入れていて、前日に宿から確認電話があって初めて気がついたということがあった。男性の電話は使われていなかったというが、半年間もあったら今の時代は携帯を変えることも十分あり得る。この男性は、本当に悪意があったのか疑いが残る。個人的には、宿側で電話確認できない場合はキャンセルとなるということをあらかじめ明示しておき、実際にそのように行動していれば、何も問題は起きない事案だ。

 宿側は裁判に訴えると話しているが、訴えたり情報番組で大騒ぎするのは、わざと被害を与えたことの確認が取れてからにした方がよいと思う。全く悪意のない普通の人が忘れていただけの可能性もある。