「応援」の意味を辞書で調べると、「 競技や試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと」とある。その通りであろう。相手選手の邪魔をしたり嫌がらせをしたりするなど、相手選手に本来の力を出させないようにする行為は、応援とは言えない。応援している選手のスポーツマン精神を愚弄する行為でもある。

 北京オリンピックで、バドミントンのオグシオペアと中国選手が対戦した時の試合は、今でも忘れられない。中国選手がスマッシュを打つたびに、会場全体が「シャー」と野生の動物のような鋭く大きな声を出して、オグシオペアに恐怖を与えたり、試合に集中できないように邪魔をしたりした。オグシオペアは、高校生のような打ち合いしかできなかった。二人とも、負けてもいいから早く試合をやめたいと思ったことだろう。私はテレビで見ていて、これがスポーツなのか、応援なのかと思った。このようなことがあって、二人は中国やオリンピックはもちろん、バドミントンまで大嫌いになったと私は思っている。

 今年は東京でオリンピックが開催され、マナーや世界のスタンダードなど関係のない民度の低い人々が、応援と称して相手選手の邪魔をしに日本周辺からもやってくる。欧米などでのオリンピックと違い日本は距離的に近いので、大勢が押し寄せてくるだろう。オリンピックが始まる前に、国際オリンピック委員会において、相手選手の邪魔をするような行為の禁止を明文化しなければ、スポーツが成立しないオリンピックとなってしまう。試合以外でも、相手が不利になることや迷惑になるような行為であれば、なんでもできる人々だ(今から、メダルのデザインや放射能、宿泊施設、食事、旗など、考えつく限りの妨害行為を始めている)。韓国や中国の人々の行動を想定して、様々な妨害行為やオリンピック精神に反する行為を取り締まるよう、IOCは事前に規則を作っておく必要がある。そうしないと、会場によっては混乱や騒ぎが起きると思う。