白鵬がまた休場した。彼は前半で負けが込むと必ず休場する。優勝賞金がもらえないのに、千秋楽まで相撲を取りたくないのだろう。このパターンは必ずのことだし、今場所の休場理由がかかとのひび割れや試合中に転んで腰を打ったからなど、到底信用できるものではないからだ。負けが込むとけがを理由に休むのは横綱だけで、他の力士はめったに休場しない。それほど横綱だけが体が弱いはずもない。

 話はこれで終わらない。横綱は高額な月給をもらっている。その月給はそれぞれの場所で相撲をとることに対する対価だ。練習の対価ではない。高額な月給をもらっていなければ、負けが続いて大金がもらえる優勝がなくなった時点で残りの勝負を放棄するのは構わないが、月給をもらっている以上、仕事である勝負をしなければいけない。しなければ、給料泥棒になる。白鵬はそれを狙っているように思う。かちあげのふりをしてエルボーをするなど、「勝ち」と「金」に対する執着がすごく、それらのためにはずるいことでもできる人だと個人的には思っている。弟子に対する態度も横暴で謙虚さもない。到底、横綱や親方の器ではない。極端に言えば、これでは相撲が強ければやくざのような性格でもよいということになる。強さだけで、横綱にさせることには反対である。

 白鵬は、優勝できなければやる意味がないという態度を徹底して貫いているが、それを認めている相撲協会や親方の態度が、根本の原因であろう。相撲の世界に限ったことではないが、何か問題が大きくなってから、その部分だけをチマチマと直していくのではなく、古き悪しき風習はどんどん排除し、コンプライアンスを徹底して常に改善していくことが求められる。今はそういう時代だ。

追記1/26:週刊誌に「休場中の白鵬、元気はつらつで外出。親方も直言せずやりたい放題。軽やかな足取りで車に乗り込み、繁華街の雑居ビルへ」という記事が写真付きで掲載。