副総理の麻生太郎氏が、日本は長く一つの民族で存続してきた旨の発言をし、先住民族であるアイヌ民族を排除していると批判を受けた。それに対し副総理は、いつものごとくふてくされた表情で「誤解が生じているのならおわびのうえ訂正する」と述べた。「誤解が生じているのならおわびのうえ訂正する」や「誤解を招いたとしたら謝罪する」という表現は、政治家が間違ったことを言ったり悪事が暴露された時によく使う言い方だ。果たしてこの表現は適切なのであろうか。
「誤解」の意味を辞書で調べてみると、「ある事実について、まちがった理解や解釈をすること」とある。つまり麻生氏は、我々国民が間違った解釈をしていると述べている。では、何を間違って解釈したのであろうか。副総理が、日本は長く一つの民族で存続してきた旨の発言をしたのに、単一国家で長く続いてきたのではないと国民が受け取ったのであれば、副総理の言う通り我々国民は誤解をしたことになる。しかし、今回も彼の言葉のまま受け取ってその通りに理解した。誤解は生じていない。
さらに厳密に言えば、誤解が生じているのなら訂正するといっているので、誤解が生じていない場合は「訂正する」ことはしないということになる。つまり、日本は長く一つの民族で続いてきたという副総理の発言は、未だにお詫びも訂正もされずに生きているということだ。彼は、小学生が話すように「私の話したことが間違っていたので、おわびのうえ訂正する」と普通に当たり前の論理で言えばよかったが、残念なことに簡単な日本語がおかしかった。いつもの傲慢なドヤ顔で、幼稚園児以下の日本語を話す副総理の姿が哀れに見えた。