ニュースを見ていると、よく閣議決定されたという言葉を聞く。閣議といっても、安倍氏が子分(安倍氏が指名した大臣)を集めて、安倍氏が思ったことを宣言し、子分達が賛成するだけであろう。閣議決定など何の正当性もない。むしろ、安倍氏や麻生氏が不正や間違いを指摘された時、自らを擁護するために、言葉の意味などを都合よく決定することに利用される。小学校でも、こんな非民主的であくどい学級会をしない。繰り返すが、閣議に事実上全く正当性はない。
閣議決定された内容は、国会に送られることもあるらしい。しかし、国会に送られるとしても、議論をしたり投票をしたりする前に、すでに数の論理で可決されることに決まっている。茶番劇はしなくてよい。
つまり現在の日本は、安倍氏一人の考えで、日本はどうにでもなる状況になっているということだ。彼が黒を白といえば、白にもなる。じゃまものをおっぱらうために、やくざまがいの人も近くで見張っている。北朝鮮と何が違うというのだろうか。中国は一党独裁だが、習近平氏一人による独裁ではなく幹部で話し合っていると聞いたことがある。本当にたった一人で決めて何でもやってしまう独裁国家は、主な国では、北朝鮮と日本とロシアくらいであろう。本当に怖い政治状況になっている。
しかし、何度も言うがこの状況を作っているのは、選挙で自民党に投票し続けている多くの国民であることは、記憶に残しておきたい。安倍氏自身も不正を追及されて逃げられなくなると、最後は「国民の判断に任せたい」と言う。安倍氏のこの意見は適切だ。直接的、最終的責任は、選挙で自民党に投票している国民にあるのはあたりまえだ。
だからといって、今の野党が政権を取ればよいとは、実は私は思っていない。何もわからないまま当選してしまった人の様々な不正(自民党員のように意図的ではなく、無知による不正)が自民党によって徐々に公になっていく可能性も十分あるだろうし、自民党が行政に手をまわして政権を取った後の野党に協力しないようにしてくるだろうから外交も社会制度も経済も改善できるとは思えない。だから、私は別の方法で今の政治の在り方を変えようと、無力ながらもある行動を数十年にわたって実際におこなっている。もし、すべての国民が同じ行動を長年にわたってとるならば、もしかしたら政治の在り方を根本から変えられるかもしれないと思っている。具体的なことをこのブログで書いても結果的に何もならないだろうし、かなりの分量を必要とする。疲れるのでそれは省略するが、このまま一党独裁政治でよいのか多くの人によく考えてもらい、ではどうすればよいかということを自分なりに結論を出して実行に移してもらいたいと思うのである。