10日に行われた彼の記者会見のやり取りを見たら、記者に対して乱暴な言葉で恫喝しながら、直接関係のない細かな数字を逆質問しては馬鹿にしていた。まるで小学生の文句(何時何分何秒に言った?)のようだった。それでいて、昔話やあまり関係のない話ばかりをして、質問にズバリ答えられない。能力のない人のハッタリは、最も目にしたくない行動だ。見ているこちらが恥ずかしくなる。
麻生氏は、政府のフィクサーを長くやっている間に、自分は日本の頂点に立っている最も偉い人だと勘違いをしてしまっている。自分以外の人すべてを見下しているから、だれかに少しでも批判めいたり気に食わないことを言われたりすると、異常に激高する。
彼のホームページを見ると、若い時の写真が載っている。とても穏やかで優しい顔をしている。その写真を見ていると、早く安倍氏が辞任して政権が変わり、安倍氏と麻生氏を政治家という立場から解放してやりたいと思ってしまう。長期にわたって権力を握らなければ、二人とも今ほどおかしくはならなかったであろう。この二人が一緒に活動していることも、シナジー効果で悪の道へ突き進んでしまっている要因だ。二人ともこれまでさんざんやりたい放題やってきたのだから、もうこのあたりで政界から身を引き、昔のような穏やかな顔に戻って評論などをするのもいいのではないだろうか。自分たちのためでもあるし、日本のためでもある。
安倍氏が何度問題を起こしても絶対に責任を取らないのは、憲法改正を自分が行いたいからなのかもしれない。しかし、急いで彼が憲法改正をやることはよくない。国民的な議論、学問的・専門的な議論、歴史的な議論、将来的な議論、外交的な議論など、様々な視点から5~10年ほどかけて十分に議論を行い、やはり改正が必要となれば、それから国民投票を行えばよい。
大切なこと(幅広い十分な議論)を行わず、何としても自分の手で成し遂げたいという個人的な理由を、政治家が優先させてはいけない。日本国民もアメリカ(新聞やトランプ氏)も安倍氏を認めていない。麻生氏も、態度を見ていると正常な精神状態とは思えない。自らの様々な問題の言いわけや行動も、小学生よりひどい。もはや感覚がマヒしており、なんでもできる状態に至っている。今が、二人のよい引き時だと思う。