年末になり、テレビでは歌謡祭がはじまった。ジャニーズと秋元康氏関係の女性グループばかりで、それらが特に好きではない私にとっては苦痛の時間だ。昭和の頃にあった「ベストテン」には、〇〇坂はいなかったし、ジャニーズといってもマッチやトシちゃんなど数人が出るくらいだった。だから、曲や歌手はバラエティに富んでいて、歌謡文化として豊かさがあった。現在、多種多様な曲、魅力的な歌手やグループが出なくなってしまったのは、ジャニーズと秋元氏の戦略によるところが大きい(キャスターや司会者、バラエティがらみで芸能界に広く入り込み、権力を集中させてきた)。ジャニーズと秋元氏は歌謡文化を自分たちが発展させていると思ったら、それは思い違いだ。
似たような外見の若者が、似たような踊りを踊りながら、似たような曲を歌う。あってもよいが、そればかりでは疲れるし、悲しいものがある。今の時期になると、広瀬香美氏の「DEAR...again」が懐かしい。 演歌であれば、「津軽海峡冬景色」や「みちのく一人旅」のような本格的な曲も聞きたい。
昭和の頃のように、いろいろや歌手を見たり、いろいろな曲を聞いたりしたいものである。