先日テレビを見ていたら、ダウンタウンの浜田氏が、番組内でオードリーの春日氏のほほを全力で平手打ちしていた。春日氏も驚き、茫然としていた。お笑いの一環のようであったが、被害者が訴えなければ、暴力やパワハラにはならないのだろうか。
「お笑い芸人と政治家だけは、何をやってもよい」という風潮には賛成できない。社会秩序の維持や子ども達への影響(ひいては将来的な民度の低下)は、どうでもよいのだろうか。頻繁にマスコミに出て、中心となって日本社会の世論を形成しているのは、残念ながらお笑い芸人と政治家だ。テレビをつけると、午前中の情報番組から夜のバラエティ番組まで、1日中お笑い芸人が出て、偏った主張やお笑いと称して暴言、暴力、冷やかし、からかいをおこなっている。ニュースになると国民の代表である政治家の不適切問題とそれに対する嘘や詭弁の仕方が流れ続ける。これらをずっと見ていたら、国民、特に子どもや若者は、言動が乱暴になり、他人をからかっていじめをしてはおかしがり、注意されると堂々と嘘を言ったり詭弁で逃げ通したりしようとするようになるのは当然である。
お笑い芸人と政治家たちによって、日本の人々が「クズ人間」にされてしまう感じがする。何とか立て直す手がかりが欲しい。やはり政権交代は効果的であろうし、学者等が声をあげてマスコミ業界の視聴率第一主義の姿勢やいじめにつながるような言動を放映することを変えられるのであればそれに越したことはない。