テレビの情報番組において、沢尻容疑者逮捕に対する2人のお笑い芸能人のコメント(価値観や想像力)にとても衝撃を受けたので、記録としてここに残しておきたい。お笑い芸人コメンテーターの存在意義や必要性について考え直す転換点に来ている。
爆笑問題の太田氏:「太宰治なんかはアルコールだ、クスリだ、心中未遂だと、散々倫理に反する事をやっているわけだけれど、今、教科書に載ってますよ、太宰治は」
テリー氏(お笑い出身):「彼女のスネに傷がつくわけじゃないですか。これがまた一つ彼女の伝説になる可能性がある」
お笑いの人はお笑いには詳しいのかもしれないが、その人がなぜ他の分野の事件や社会問題、政治などのコメンテーターの仕事をするのだろうか。トンチンカンなこと、不適切なことしか言えないのは当然だろう。ケーキ屋さんが家の設計をしたり、弁護士がアニメを描いたりできないのと同じように・・・。
お笑い芸人が、お笑い以外の分野のことについて、少ない知識と経験による偏った認識を無責任に社会に広めてはいけない。正当性に関係なく、有名人であるがゆえに社会へ大きな影響を与えてしまう。上記の2つの詭弁は、これから麻薬をやろうか迷っている若者、麻薬をやって現在捕まっている人、麻薬で捕まったが出所してきた人などに麻薬を使うことへの安心感や正当性を持たせ、芸能界や一般人の若者の世界に麻薬がまん延することを助長させる効果がある。これらの発言を見ると、私も「おっ、麻薬いいな。悪いことだけではないな」と一瞬思ってしまう。
お笑い芸人は、仕事柄口がうまいが(人をだましたり思い込ませたりするのがうまい)、それを社会に対してもおこなってしまえば、それはもうただの悪人だ。お笑い芸人達は、小さいころから狭い世界で生きてきた人が多く(お笑いに特化したりオタク系であったり)いろいろなことがわからないと思うが、お金を稼ぐ手段として無責任に何とでも言える教育問題や政治問題、事件に関するコメンテーターの仕事を引き受けてはいけない。それが人のため、世の中のためになると思う。法律に違反しなければ何をやってもよいというものではない。