久しぶりに予算委員会の中継を見て、愕然とした。

 各界で功績、功労のあった人達を招いて行われる「桜を見る会」では、安倍氏の後援会の人が大勢呼ばれていたことについて、「詳細は公表できない。証拠はすでに捨てた。(①悪事を隠す)」、「私ではなく、ほかの人が運営したのでわからない。(②他人のせいにする)」で、はぐらかし続けていた。総理の任命責任を追及された時は、「問題が山積している時に政治の空白は許されないので、総理を続けていく。(③自分が悪かったが、責任はとらない)」というようなものだった。この3つの理由が通用するなら、どんな失態でも悪事でもすべてチャラにできることになる。安倍総理が繰り返しなんでも平気でできてしまう理由がよくわかる。

 まもなく安倍総理大臣の総理在職日数が歴代1位となるが、それは安倍氏が素晴らしい能力の総理大臣だっかたらではなく、中学生でも言わないような言い訳を恥ずかしげもなく貫き通せる人物だったからではないだろうか。過去にこれができた総理がいなかっただけであろう。このような人物を、総理在職日数歴代1位として日本の歴史に残してよいはずがない。しかしすでに時間もなく、それを防ぐことはもうできないだろう。

 話を戻すが、予算委員会でこのようなやり取りを行うために、いくら税金が使われているのだろうか。これだったらやっても意味がない。自分たちのお金でどこかで暇つぶしにやるならよいが、税金をもらって行う仕事ではない。安倍総理も質問する側も、こういうことがわかっており、ルーチンワークとしてショーを繰り返しているだけなのだろう。演者達はそれでお金がもらえるからよいが、納税者はばかみたいだ。