ステージ上は、マラソンをしていたブルゾン氏を迎える多くの芸能人でいっぱいだ。顔をくしゃくしゃにするが涙は誰一人流していない芸能人達、司会者からの感想要求を避けるために後ずさりしていく多くの芸能人達、司会者に「もう一度抱き合ってください」と本番で演出を強要されるブルゾン氏とトレーナーの人。フィナーレの茶番劇にハラハラしながら「早く終わってくれ」と願った。

 視聴率第一主義、結果ありきのこじつけには、やはり無理がある。欽ちゃんがやっていた頃の原点に戻って、シンプルでよいから本質を外さず、社会における障害者はどうあるべきか、健常者とどのような関係を築き、そのためにどうやって行けばよいかを真剣に考えて、番組作りをしてほしい。(歌をかぶせて泣かせようとするような)過剰な演出、危険な挑戦、差別を助長させるような取り組みは厳に慎み、もしできるなら健常者と障害者が何の違和感もなく助け合って普通に生活できる社会づくりに貢献するような番組を来年は期待する。それは、募金額や視聴率よりもはるかに重要なことである。もちろん、番組を見てもらうために、障害者とは一切関係のないバラエティコーナーもあってよい。

 日本を代表する素晴らしい番組が、年に1度位あってもいいだろう。